チロルの病気(嘔吐)

「うさぎは嘔吐出来ない」と書かれている獣医さんやネット情報がほとんどですが、
チロルは何度も嘔吐し、命の危険に何度も合いながら、
今は体調をコントロールし元気に暮らせるようになったので、ウェブページにまとめます。

2009.7,10 PM 11:00頃

チロルからコボゴボというような音が聞こえ始める。
その音は続き、吐こうとしている仕草を始めたので、J様が病院に電話し、
留守電に録音してあった動物救急車に電話する。
チロルはパニックになりながら、サークルの中を走り回り、
とうとう、ケージの中で横になり、透明な液体を大量に吐く。
私は右手でチロルを撫でながら「チロタン、大丈夫よ!」と言い続け、左手で透明な液体を拭き取ろうとするがネバネバしていて量が多くなかなか取りきれない。
チロルがほぼ仰向けになり、両足を突っ張って、顔を思いっきり上に上げた時は本当にもうダメかと思ったけど、
ティッシュ6枚目でやっとチロルの口と鼻を覆っていた粘液性の透明な液体が取れて、呼吸できるようになり、チロルは落ち着いて丸まって座る。

その数分後、獣医さん到着。
診察後、抗生物質の注射をしてもらう。
うさぎに詳しい先生ではないらしいけど、説明がよく理解できて、とてもいい先生でした。

2009,7,11 いつもの病院へ通院

肺・心臓、ともに異常なし。 歯に少し異常あり。
うさぎの歯は地層の様になっていて、噛み合せは1番上の今使っている部分で、
これから生えてくる部分が頭蓋骨に繋がっている部分。
チロルはここで噛みあわせが悪くなっているから、これから歯並びが悪くなっていくかもしれない。
 門歯 = 鼻近くに繋がっていて、
 臼歯 = 目の下の涙腺近くに繋がっている
新しい歯の生え方に問題があれば、涙目になったり・目やにが出たり・鼻涙管に影響する。
チロルは違和感があったから、圧力の掛かる食べ物を食べず、涙・目やに・鼻涙管に鼻が溜まり、そして呼吸困難に。
 
処置は鼻涙管洗浄。
少し白くにごった物が出てきたので、これが呼吸困難の原因。
今は食べない牧草をムリに食べなくても、野菜で総カロリーが取れていればOK。
ペレットは噛む時に圧力が掛かるので×。
体重 = 2.42kg
1週間、目の下(顔の中)の炎症を抑えるお薬を飲んで様子を見る。

・その約2ヶ月後のAM11:30に嘔吐
・その4日後(抗生物質 服用中)のPM6:30に嘔吐
・その翌早朝(抗生物質 服用中)のAM3:00に嘔吐

2009,9,17 通院した検査結果

(前回までは大量の鼻が出ていると思っていたけど)今回出たものを拭いたティッシュ全部を持参したので、
鼻腔から出る量ではない(多すぎる)のと、
通院の車中に不調になるのが怖かったので、朝に野菜をあげただけだったのですが、
朝に食べただけにしては、おなかの中に残っている。
うさぎは嘔吐出来ないと言われているが、まれに胃と食道の間がゆるい子がいて、うさぎの構造上 胃の内容物までは出ないが、
まれに「食道水」が上がってくる場合がある。
なので、おなかの中の物が下に下に行くようにする薬を、チロルは一生飲む。
吐しゃ物を拭いたティッシュからはウイルスなど検出なし。
炎症した部分にウイルスが加わるのが1番悪いので、これからも検査する。

レントゲン検査の結果
・歯の根元が鼻涙管に少し影響している。
 抗生物質はこれまで飲んでいるし、長く飲むのは良くないので、今回は5日分のみ。
 抜歯はこれまではしていたけど、悪い状態になる事もあるので、今はしない方針。
 (これ以上悪くなった場合の事も聞きましたが、今回は省きます)
・肺に少し炎症があるが、生きているとどこかが炎症しているのでその程度。
・喉に脂肪腫のような物あり。
 ちょうど食器が当たる位置なので、深い入れ物はやめて、喉を伸ばした状態で食べら
 れるように入れ物などを変える。
 (これ以上悪くなった場合の事も聞きましたが、今回は省きます)

聴診器では、心臓・肺ともに異常なし。

(窒息する状態になったりしているが)ここが特に悪いという状態ではない。

また嘔吐が起こった場合は、シリンジなどで鼻の中の物を出す。
(ペット用の鼻すい器もあるが、赤ちゃん用が1番使いやすいのだそう)
嘔吐の後、携帯酸素で酸素を与えると心臓によい。

   

この時はまだどんな状況で嘔吐になるのか分からず、24時間体勢で看病をしていました。
嘔吐の時はパニックになるので、すべる所にカバーを付けたり・・・骨折などしない様にサークルの中を改造。

2009,9,19

AM3:00~4:00の間に3回嘔吐する。
この3度目の時は、吐しゃ物を全て拭いたのに、チロルタンは横になり顔を上に上げて寝ているような状態のまま。
全開している口と鼻の色が悪い事に気付く。
鼻の中の物もシリンジで出してもそんなに出なく、チロルタンはそのまま。
とうとうお別れかと思い「チロルタン」と胸の辺りを撫でると、クルンといつもの姿勢に戻る。
失神していたのか?心臓が一瞬止まっていたのか?
体温が下がっていたので、タオルを被せて撫で続ける。
寝ているような状態だったので、「あの時に月に行けたら、苦しまなくてよかったのかも」と心の中で思ってしまったら、
丸まっていたチロルタンがムクッと少し起き上がって、足ダンしました。
変な事を思ってしまって、怒られたみたい。
この時は3度連続で、嘔吐の間にもチロルタンは何度も何度も足ダンしていました。
嘔吐に対して「まだ生きたいのに、くそ~」って言っているみたいに。

またAM3:00だったので、どうしてかと考える。
最初は、J様と私の交代時間なので、気付きやすいようにかなと思ったけど、
「(朝) 食事→薬」「(夜) 食事→薬」
深夜に食べ放題の牧草を食べ・水を飲んでいる事に気付き、牧草も管理する事にする。

10日目のAM8:20に嘔吐。
これまでは透明の粘液性の食道水だったけど、今回は茶色。
牧草の管理に少し慣れてきて、これ位ならと薬を飲んだ後も少し多めにサークルの中に置いていたのが原因?
吐しゃ物が違ったので、嘔吐の仕方もこれまでと違い、喉を伸ばしてムリに吐いた感じ。
嘔吐後、呼吸が苦しそうなので普通に戻るまで酸素缶を吸う。
疲れが前より大きかったようで、翌日もずっとタオルの中にいた。

2009,9,30  通院

吐しゃ物からウイルス検出なし。
食道に食べ物が残る事があり、色は食べ物の残りと食道水。
胃酸など胃の中のものは出ていない。
牧草はあげても一つまみかあげなくてもいい。
体重が2.1kgに減っているのと嘔吐防止に、食事回数を増やす。
消化が悪いので、1回の食事量は減らす。

「うさぎは嘔吐出来ない」が世の常識で、他のお薬を使いたい場合は○○病院に行って・・・と言われるが、
子供の時からお世話になっている(子宮内膜症の手術をしてくれた)病院で可能な限り治療しようと思う。

やっと体調が安定

お薬が良く効いたのと、嘔吐のタイミングが分かり、食事コントロールで、その後は全く吐かずに暮らせています。
最初は次回通院時の報告としてカレンダーに書いていたのですが、
後から読み直してみると、どういう時に嘔吐になるのかだんだん分かってきました。

まず、症状の順番。
・第一段階 食事を中断し、右わき腹(背骨の横)が少しへこむ。
 (だいたいここまでです)
・第二段階 他の場所に移動し、不安そうで、右わき腹がかなりへこむ。
・第三段階 ゴボゴボと言う音が鳴り、ゲップが出る事も。
 (今はお薬が効いていて、これ以上にはなりません)
・第四段階 鼻と口から食道水が大量に出て、パニック・呼吸困難などなど。

嘔吐の手前になりやすい状況。 (※チロルの場合です)
・牧草など乾燥したものを与える。
 (チロルは消化しづらく、嘔吐を誘発しやすい)
・朝一に重いものを食べさせる。
 (朝一はサニーレタスなどのみ)
・チロルの場合は喉に脂肪種があるので、そこに当たる食事の与え方をした場合。
 (のどを伸ばした状態で食べさせる)
・にんじんなど硬いものを力を込めて食べる。
 (スライサーで超薄切り→細切りする)
・ごはんとごはんの間を開けすぎない。
 (我慢させずチロルが欲しい時にあげる・大体1.5~2時間おき)   などなど。

チロルの食事は、ペレットなし・牧草なし・野菜のみ。
1週間の野菜量は、
サニー(丸くない)レタス4~5株・キャベツ1個・セロリ・小松菜・ミズナ・大葉・カブの葉・カブ・菜の花・ベビーリーフ・だいこん葉・にんじん葉・にんじん・・・etc・・・大量です。
(野菜の量は体重の変化・カルシウム排泄量などをみながら、ベストを探し、調節する)

2009,12,23 おなかの状態がとてもよいとの事で、お薬の回数が1日1回に減る。

その後の様子は カテゴリー チロルの病気(嘔吐) に書きますので、ご覧ください。